ごあいさつ


ワン&オンリー宮崎いのちの会


代表 松田 くるみ


(平成30年1月~現在) 

 当会は、平成30年1月から「円ブリオみやざき」から「ワン&オンリー宮崎いのちの会」へと名称変更いたしました。それに伴い、新代表に就任いたしました 松田くるみと申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサは1982年に来日したとき「日本は美しい国ですが、心の貧しい国です」と、日本の中絶の多さを嘆かれました。それを受けて「胎児も社会の大切なメンバー」と訴えて活動が始まって以来34年が経ちましたが、今でも年間約18万人、一日約500人の生まれてくることが叶わなかった胎児がいます。

 私がこの活動に関わるようになったきっかけは、大学3年生だった娘の妊娠です。娘は親元を離れて県外にいたのですが、たまたまその土地で開催された「円ブリオ講演会」に参加し、そこのメンバーと繋がったのです。
 そのメンバーの人たちが助産師さんを紹介してくれたり、出産費用の申請を手伝ってくれたり、相談に乗ってくれたりと、みんなで応援してくれて、思い出深い出産となりました。
あの時生まれた子は8歳になりました。小学校の入学式には私も出席し、正門で一緒に撮った写真は今も私の宝物です。
 実はあの当時、同じ大学に娘を含む3人の学生妊婦がいて、「頑張って産もうね」と励まし合っていたそうです。しかし、1人は親の反対で出産を断念したと後で知りました。
 最近の「赤ちゃん学」では、「お腹の赤ちゃんは母親の一部ではない」ということ。受胎した時から生命は始まり、赤ちゃんは自発的に動く独立した生命体であるといわれています。
 ところが、今の日本の法律(旧優生保護法・現在の母体保護法)では、胎児は独立した人格を持っていない「非人間」であるとされています。そのため、親の都合で中絶ができるのです。

 生命尊重センターでは、「この法律が成立した7月13日を『生命尊重の日』に制定しよう」と活動しています。全国の条例化に向けて、昨年石川県加賀市では、「お腹の中の赤ちゃんを大切にする生命尊重の日」の条例ができ、一歩前進しました。

 中絶はやむを得ないケースもあります。頭ごなしに「中絶はすべきでない」と言っているのではありません。「生めない」「育てられない」という現実や不安に対して、何らかのサポートがあったら、年間18万人、一日約500人の赤ちゃんの大半は生まれてくることができるのではないでしょうか。
 当会も、ささやかながらお腹の赤ちゃんとお母さんを大切にする宮崎を目指して活動していきたいと思います。
今後とも、どうぞ皆様の、ご協力ご支援よろしくお願いいたします。


ワン&オンリー宮崎いのちの会 代表 松田 くるみ